標高1916m!テカポを見下ろすMt.Edward登山に挑戦
こんにちは。テカポ星空ガイドの角田です。テカポでの星空ガイド生活もいよいよ1週間を切りました。テカポで暮らした記念に思い切って登山にチャレンジしました!
Mt.Edwardって?
テカポで山と言えば天文台のあるMt.Johnが一番有名です。日中はハイキングもできて、山頂にはカフェがあり、夜は大学の研究と星空ツアーが行われる忙しい場所です。
今回私が登った山はMt.Johnとは湖を挟んで反対側にあるMt.Edwardです。テカポの街中から教会を見たときに、その背後に見える山ですね。
Mt.Edwardの標高は1916mです。標高2000mに迫る登山となると、かなりハードな登山に思えます。
がしかし、テカポの街ですでに標高は700mありますし、5合目ぐらいまで車で行くことができます。この車道は個人所有の農道なので、使用する際は牧場主さんの許可が必要ですが。
まずは農道をグイグイ進む
5合目に着くまでは「これぞNZ!!」という景色の中を車で進んでいきます。この日は天気も良く、もうこの時点で満足なぐらい景色はキレイです。
途中から道はガタガタのきつい坂道になり、4駆でごついタイヤを付けていないと登れなくなります。
私は残念ながら4駆の車は持ち合わせておりませんので、今回はテカポ在住歴14年のBanさんにお願いして車を出していただきました。
テカポに10年以上も住んでいると、どんどんNZ人らしくなってきて、4駆でもカヌーでも自然遊び系のものは何でも持っています。
↑車の上に座ってるのがBanさん。NZ生活が長いとこういうのが絵になる男になってきます。
いよいよ登山開始
農道があるのは標高1300m辺りまでなので、そこから先は歩いて頂上を目指します。頂上まで約600mの登山です。登山道は整備されているわけではなく、道なき道をどんどん進みます。
途中、砂利に足を取られて1歩進めば半歩下がるような場所があったり、ゴツゴツした岩場を突風に吹かれながら突き進む場所があったり、なかなかのアドベンチャー体験でした。
休憩中にポテトチップスを食べながら見る景色は疲れが吹っ飛ぶぐらい壮大で、今まで食べたポテトチップスの中で一番おいしく感じました。
ついに登頂成功!
途中、諦めそうになる人を励ましたり、しんどいのに無駄に頑張って声出して頭くらくらしたり、登ったあとジンギスカンする予定だったのにたれ忘れたことに気づいたり、様々なトラブルを乗り越えていよいよ山頂に到着です!
テカポ湖の奥のゴッドレーリバーまで見えて、いつも見ているテカポ湖がなんだか違った見方ができて面白かったです。天気が良ければ西のサザンアルプスの中にアオラキMt.Cookが見えるはずなんですが、西側はあいにくの曇り空でした。
テカポ湖の向こう側にはもう一つの氷河湖「プカキ湖」がうっすらと見えました。
テカポ湖とプカキ湖。この2つの氷河湖の色の違いを同時に眺められる場所はかなり珍しいのではないかと思います。とっても神秘的でした!
反対側、東の方角にはマッケンジーの広大な大地が広がり、視線のずーっと先にはかすかに太平洋が見えました。
山、湖、大地、海、風。すべての自然がここに揃ってるような壮大でファンタスティックな景色でした。
登りはけっこうハードでしんどい時間もありましたが、山頂は見たことないような世界が広がってて、本当に良い思い出になりました。一緒に働いてきた同僚と登れたのも良かったです!