Star forestの望遠鏡CPC1100GPSについて
こんにちは。熊野古道星空ガイドの角田です。今回はStar forestが星空ツアーで使っている望遠鏡についてご案内します。
星空ツアーの重要コンテンツ
Star forestでは和歌山県みなべ町にて星空ツアーを催行しておりますが、「星空ツアーとは何ぞや?」という疑問は多くの方が持たれるかと思います。
綺麗な星を案内することは想像できるかと思いますが、もう一つの重要なツアー内容として「望遠鏡を使った天体観測」があります。Star forestで使っている望遠鏡はこちら↓
一般的な望遠鏡のイメージはもう少し細長い形だと思いますが、Star forestでは口径11インチ(約28cm)の大きな望遠鏡を使っています。CELESTRONというアメリカの望遠鏡メーカーのもので、私がNZで星空ガイドをしていた時からお世話になっている望遠鏡メーカーです。
このサイズの望遠鏡だと、月のクレーターまでボッコボコに見ることができます。
望遠鏡はこうやって使う
こちらの望遠鏡、重さ35kgとなかなかの重量級なので使用する際は三脚の上に立てます。望遠鏡を覗く際には三脚で足がつまずかないように注意が必要です。
この三脚はちょいと気の利く三脚で、接眼レンズをはめておけるスペースがあります。天体によって接眼レンズを交換することで、適切な倍率で観測することができます。
接眼レンズの隣にはピント調整用のノズルがあり、レンズを覗きながらピントを調整します。
さらにこの望遠鏡の素晴らしい点はGPSを内蔵しており、望遠鏡自身が今いる場所とその場所から見える天体をすべてわかっています。ですので、星を見るときにはあの星が見たいと打ち込めば勝手に合わせてくれる優れものです。
さすがに電気がないと勝手に動くことはできませんので、ツアーで使用する際はバッテリーにつないで電力を供給します↓
望遠鏡への指示は付属のハンドコントローラーによって行います。このハンドコントローラーで様々な天体を選んで自動で望遠鏡を合わすこともできますし、十字キーを操作して自分の見たい場所に望遠鏡を動かすことも可能です。
さらにさらに、この望遠鏡にはトラッキング機能が搭載されております。トラッキング機能とは簡単に言えば星を追いかける機能です。
地球は自転しておりますので、せっかく望遠鏡を星に合わせてもその回転のせいでその天体は接眼レンズからずれていってしまいます。そこで、この望遠鏡は地球の自転と全く同じ回転をすることで、見たい天体を追いかけることができるわけです。
まとめ
長々と望遠鏡について自慢してしまいましたが、Star forestの星空ツアーでは季節ごとに星空ガイドがおすすめ天体を選んでこの望遠鏡でご覧いただきます。
もちろん「あの星が見たい!」というリクエストがありましたら遠慮なくお申し付けください。時間が許す限り対応させていただきます。
以上、私の大事な大事なビジネスパートナーである望遠鏡についてでした。この望遠鏡を使った星空ツアーに参加してみたいという方は下記HPからお問い合わせください↓