私がテカポ星空ガイドになるまで 後編
こんにちは。テカポ星空ガイドの角田です。タイトル見ていただくとわかる通り、今回の記事は前回の続きです。今回ついにテカポで星空ガイドになります。かっこよく言えば「完結編」です!
前回の記事を読んでいない方はこちらからどうぞ↓
日本での社会人時代
大学時代にテカポに出会い、その感動を深く深く胸に刻んだまま地元企業に就職しました。どんな仕事をしてたかザッッックリいうと、炭を作っていました。活性炭という空気とか水を浄化する炭です。
活性炭の原料はヤシの実なので、マレーシアに関連企業があって出張で何回もマレーシアに行っていました。大阪ガスグループの企業だったので、大阪ドームでソフトボール大会やったりしていました。
就職して3年。その間もずっとテカポのことは心から離れず、実は1度メールで求人がないか問い合わせました。小澤に会ったときに名刺をもらっていたのですが、紛失してしまうという初歩的なミスを犯し、別の担当者にあっさり断られてしまいました。
それでも諦めることができなかったので、「やっぱりテカポやな!」という決心をします。その時には幸運にもちょうどマレーシア出張で貯まったマイルがNZ往復分になっていました。
渡航準備中に神降臨!
決心してからの行動は早かったです。当時の会社の上司に辞めることを伝え、当時所属していたビーチラグビーのメンバーにもNZに行くことを伝え、ワーキングホリデーのビザを取得し、マイルで航空券も予約しました。
ただ、問題は実際に星空ガイドとしてテカポで働けるかどうかです。会社を辞める決意をした時にはその保証は全くありませんでした。それでも、一度テカポに旅行した時にその周りにも働けそうな場所はあると思っていたので、とりあえずテカポに住んで何年かけてでもアピールし続けようと考えていました。
炭会社の仕事も終わって、出発を翌月に控えたある日。何気なく眺めていたNZの求人サイトに衝撃の投稿が!
「星空ツアー 日本語ガイド募集」
こんなん応募するように決まってるやんけー!ってことで即応募。担当者(今の上司)とメールのやり取りをして面接日までトントン拍子に決まりました。NZ到着日の2日後が面接日でした。
テカポ到着からの→面接
NZ到着した次の日にはテカポに到着して、その日の夜は面接の候補者ってことで星空ツアーに参加させてもらいました。もう一人候補者がいて、日本ではプラネタリウムで働いていたというなかなかの強敵。プラネタリウムvs炭職人、厳しい戦いになるのは間違いない。
面接はその次の日の午後、日本みたいにお堅い感じではなくてカフェで行われました。もう一人の候補者が想像以上の即戦力っぷりだったので正直半分諦めていましたが、とりあえず出せるものはすべて出し切ろうと思いました。ALL OUTです。
が、しかし。この面接でも奇跡が起きてくれました。なんと!面接官の1人はあの小澤さんではありませんか!しかもしかも、3年前に会ったことも覚えていてくれました。「会社クビになっちゃったの?」という黒い冗談をかましてきたので、こっちも「あなたが言ったからきたんだよ?」という態度を全面に出して何とか対応しました。
面接の結果はその日の夜に発表でした(早い!)。候補者2人で再びツアーに参加して、その後に結果発表。正直ドキドキしすぎてツアーのことは全く覚えてないです。
面接の結果は皆さんご存知の通り、何とか採用してもらえました!ちなみに、もう1人のほうもパートタイムとして採用となり、同期で働くことになりましたとさ。
星空ガイド
私がテカポで星空ガイドになった経緯はこんな感じです。テカポ星空ガイドとして働いてみたいという方は是非参考にしてみてください。けっこう運がよかっただけ感が強すぎてあんまり参考にならないかもしれませんが(笑)
とにかく、やりたいことがあるなら一度そこに訪れてみることはすっごく大事だと思います。動かないとチャンスは0ですが、行ってみたらちゃっかりスカウト受けちゃったりするかもしれません。
今では私も生きがいと呼べるほどの素晴らしい仕事をやらせてもらっています。この仕事に出会わせてくれて、誘ってくれて、さらには雇ってくれた小澤には本当に感謝しかないです。
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