熊野古道星空ガイドのブログ

「海辺の熊野古道」和歌山県みなべ町で星空ツアーを開催するStar forestのブログです。

NZで働くということ

こんにちは。テカポ星空ガイドの角田です。今回はNZで働く(というかテカポで働く?)ために必要なことや注意事項を私の体験をもとに記事にします。NZ移住に興味がある方は是非ご参考に!

昨日はひょうが降りました 

突然ですが、このブログではちょくちょくテカポの近況や時事ネタをお伝えしていこうと思っています。前回の記事で地震発生時のテカポの状況を書いたように、せっかくテカポに住んでいるので、テカポ住民にしかわからないようなちょっとしたことをちょっとだけ紹介していきます。

昨日は直径2cm~3cmぐらいのひょうが降りました。私はちょうど外にいたので、おもっきり頭を打たれてけっこう痛かったです。ひょうが止んでから外に出ると、こんな感じ(下の写真↓)でまん丸い氷の塊がそこら中に落ちててちょっと面白い光景でした。

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海外で仕事をする

さて、ここから本題です。このブログを読んでいただいている方々の中には、すでにNZで暮らしている方、NZでの生活を目指している方、過去にNZに住んでいた方など、いろんな方々がいらっしゃるかと思います。

すでに海外生活を経験したことをある人にとっては、NZは治安も良いしそんなにハードルは高くない国だと思います。一方、初海外暮らしでNZを選ぶ人にとっては、情報は多いほうが良いと思うので、私の経験談が参考になればと思います。

私自身、学生時代にカナダに語学留学をしたり、ケニアにボランティアで行ったりしていましたし、社会人になってからも仕事でマレーシアにしょっちゅう行っていました。ですので、海外に行くこと自体は慣れていました。NZには旅行でも来ましたし。

ただ、「そこに住んで仕事をする」というのはNZが初めてでした。ここはやはり未体験の部分ですし、不安もありました。特にテカポは求人も住む場所もネットにほとんど情報が出ていなかったので、この記事がネット社会に溢れる数ある情報の中でテカポ移住希望者への旗印になることを願っています。

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絶対必要なものが2つ

まず、絶っっっ対に必要なものがビザです。私はテカポに来たときはまだ20代でしたので、ワーキングホリデーのビザで来れました。このワーキングホリデービザが一番ハードルが低く(申請すれば基本的にもらえる)、けっこうお手軽な感じで海外生活を体験でできます。

ただ、このビザを取得するには年齢制限があります。申請時に30歳を超えていると申請できません。年齢が超えてしまっている方は、就労ビザか永住権を取得する、NZ人と結婚する、特定就労促進制度(Silver Fern Policies)を利用するなどの方法でなんとかNZで仕事をする許可(ビザ)を取る必要があります。

もう一つ、NZで働く上で必要になるのがIRDナンバーです。これは、NZで働くすべての人に与えられるマイナンバーみたいなものです。NZ政府はこの番号によって、就労者の勤務先やちゃんと税金払っているかなどの管理を行います。このIRDナンバーがないと、給料は支払われません!

NZの主要な都市ではこのIRDナンバーの申請が可能です。ちゃちゃっとオフィスに行って、「IRDナンバーちょうだい」って言ったらもらえる、わけではもちろんなくて、ビザやパスポートなど申請者がNZで働けることを証明するものが必要です。

ちなみに、人口460人のテカポにはこのIRDオフィスがありません。私は100km先の街まで行って申請しました。NZに来ていきなり田舎に住むと、いろいろ申請も面倒です。一旦大きな街で必要な申請をして、車を入手してから田舎町に引っ越すことをオススメします。

 

雇用形態・働き方

日本では月給制が主流ですが、NZではフルタイムでもパートタイムでも給料は時給制がほとんどです。場合によって年棒制で働くこともありますが、月給制はあまり見かけません。

時給制なので、その週の仕事量によって給料が変動します。契約によっては最低就労時間を保証してもらえたりするので、NZで仕事をする際には契約にこだわって、自分が納得する形で雇用してもらえるようにしましょう。

日本より断然休みは取りやすいです。私も年に1回は1か月のバケーションをもらいます。社員全員がバケーションを取るので、申請もしやすいですし、有給が貯まると「いつ使うの?」と上司から聞いてくれるぐらいです。

基本的には週休2日はきっちりもらえるので、休みの日にゆっくりNZの大自然を満喫しながら、仕事がある日には全力で仕事を楽しむ、というパラダイスのような日々を過ごすことができます。

 

テカポに求人はあるのか?

テカポは観光地として成り立っている街なので、夏になると至るところで求人が出ます。9月~2月の間であれば、街中にある掲示板にも求人情報がバンバン張り出されています。

主に、レストラン・カフェかホテルといった観光業関係の仕事がほとんどです。弊社Erath and Skyでも夏にはよく求人が出るので、テカポに住んで仕事がなくて困るということはまずないと思います。下記のサイトでちょくちょくテカポの求人が出ますよ!

英語環境で働きたい方はこちら↓

Trade Me Jobs – Search thousands of jobs in New Zealand

日本語を活かして働きたい方はこちら↓

http://nzdaisuki.com/classified/job

 

最後は気持ち

海外生活をする上でやはり一番ネックになるのが言葉の壁ですよね。契約にこだわりたくても、契約書は当然ですが全部英語なので最初は度肝を抜かされます。それ以外にも、会社のパーティも英語、買い物も英語、保険の手続きも英語です。

私はある程度英語は大丈夫かなー、と思ってNZに来たんですが、最初のころは何を言っているのかほとんど聞き取れなかったです。九州弁を勉強した外国人が東北の田舎に住むようなもので、もう完全に使ってる言葉は別物です。

ただ、生活の不便さも言葉の壁も超えるハードルはいろいろありますが、結局最後は気持ちです。NZに行きたい!という思いとそのハードルを越える面倒さを天秤にかけて、NZに行きたい気持ちが勝つなら、もう行くしかないです。あとのことは行ってからなんとかするぐらいの気持ちで一歩踏み出してみると、NZは良い国なんでなんとかなります!

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