天空に向かって歩く世界遺産!トンガリロクロッシング
こんにちは。(元)テカポ星空ガイドの角田です。すっかり更新しなくなっていたNZ国内旅シリーズの続きです。今回は火山を感じるトンガリロ!
元々は火山
トンガリロはNZの国立公園で世界遺産にもなっている場所です。火山の噴火によってできた独特の地形、エメラルド色の湖、大地から噴き出す熱い湯気など自然が織りなす様々な色やエネルギーを楽しむことができます。
また、歴史的にも昔からマオリの人々が神聖な場所として捉えておりました。なので、世界遺産としては文化・自然両方の分野で登録されています。
この辺りのことはトンガリロのすぐ近く、ファカパパビレッジにあるビジターセンターでかなり詳しく学ぶことができます。
ファカパパにはホテルもあって、トンガリロを歩く時に前泊するにもぴったりです。
気合いを入れて朝からスタート
我々が歩いた日は朝8時に宿泊先まで迎えに来てもらって、気合い入れて夕方まで歩きました。
スタート地点には地図と各地点の高度が記された看板があるので、歩き始める前にトイレの位置も含めて確認しておきましょう。
トンガリロクロッシングは全長19.4kmのハイキングコースなんですが、途中で今何km歩いたのかを示す看板があって気持ち的にも歩きやすいです。
歩き始めは道はしっかり整備されていますが、だんだん険しい道も出てきます。途中にあるトイレの壁はカモフラージュしているので、見逃さないように気を付けましょう。
標高1900mへ
トンガリロクロッシングの中で一番標高が高いのはレッドクレーターがある標高1900m付近です。
歩いてると徐々に気温が下がってきて、さらに風も強くなるので体感温度はどんどん冷たくなっていきます。
登りも急になってくるんですが、その分休憩の時に食べるポテトチップスがめちゃうまです。
少し険しい場所もちょくちょく出てきますが、ロープを掴めるように整備してくれているので必ず使用しましょう。
険しいと思いきや、急に開けた場所もあります。
赤とエメラルドの自然美
登りのしんどさとか、トイレのわかりにくさとか、風の冷たさとか、ポテトチップスのおいしさとか、いろんなものを文字通り乗り越えた先にあるのがこちらのレッドクレーター。
巨大な火山口がホンマに赤い!!
この周辺では地面の割れ目から湯気がモクモクと立ち上がっており、冷たい手先をかざすとほっこり温まることができます。
さらにここを過ぎるとトンガリロ最大の見どころ・エメラルド湖が見えてきます。
山の中にある湖がホンマにエメラルド!!
この辺りも相変わらず湯気がモクモクあったかくて、けっこうゆっくりほっこりしました。
エメラルド湖を過ぎると、あとはずーっと下りです。
地面から立ち込める煙と低い雲がつながる不思議な景色が見えました。
歩き始めたのは朝9時でゆっくり歩いても夕方4時ごろには終着点(迎えに来てもらえる場所)に到着です。
色も熱も歴史も含めて色んな局面からNZを楽しめる最高の場所でした!